東近江市の記事一覧

  • 2015年7月1日

    千年菩提樹 まち・文化
    百済寺

    本坊横の菩提樹  先日、百済寺を訪れる機会があった。百済寺の山号は「釈迦山」。釈迦の名をいただく唯一の寺である。推古14年(606)、聖徳太子により創建されたと伝わる。本尊は十一面観世音菩薩、湖東三山の最も南に位置している。  本坊横に満開の菩提樹があった。中学生の頃から何度も訪れたことのあるお寺だが、菩提樹... 続きを読む

  • 2015年6月19日

    湖東・湖北ふることふみ10
    織田信長に愛された側室が住んだ館 まち・文化

     戦国史のみではなく、日本史の流れを大きく変えた事件の一つに本能寺の変が挙げられる。織田信長の死は同じ時代を生きた人々の運命にさまざまな影響を与えた。そんな信長が晩年に最も信頼し、本能寺の変の後は信長の妻妾たちの中心となって活動した人物が「お鍋の方」だ。  近江が六角氏と京極氏によって支配されていた頃、永源寺辺り... 続きを読む

  • 2015年5月28日

    千草街道をゆく まち・文化

    千草街道: 近江と伊勢北部を結ぶ鈴鹿山脈越えの街道。「千草越え」ともいう。千種とも書く。 杉峠で撮ることができた久しぶりに全員集合写真  永源寺の大自然と奥深い歴史を再認識することができる、永源寺地区まちづくり協議会主催の「わがまち探訪フィールドワーク千草街道を往く」が4月25日(土)に実施されました... 続きを読む

  • 2015年4月22日

    湖東・湖北ふることふみ8 馬が愛した地・石馬寺 まち・文化

    石馬の池に沈む馬  寒く長い冬が終わり、暖かく色鮮やかな春の空気を感じるとどこかに出かけたくなる。  日本人ほど旅が好きな民族は世界中でも珍しいとされている。「それは江戸時代という長い平和が続いたことで習慣となった」との理由を挙げる研究者もいるが、それ以前から日本人は国の中を歩き回った人物が多く存在した。乗り... 続きを読む

  • 2014年12月29日

    ふたつの目標 まち・文化
    五個荘野球スポーツ少年団

     2014年、僕は五個荘野球スポーツ少年団の写真を二度、撮ることになった。  一度目は、浅井町野球場で行われた(10月4日・5日)「第33回読売旗争奪小学生軟式野球大会」で彼らが優勝した時。二度目は、東近江市長山運動公園グランドで行われた(12月14日)「第3回R421三重・滋賀親善交流大会」だった。この大会は、... 続きを読む

  • 2014年12月16日

    四七番目の義士・寺坂吉右衛門の墓 まち・文化

     元禄15年12月14日(1703年1月30日)の深夜、47人の赤穂浪士が吉良上野介義央の邸宅に討ち入った。「忠臣蔵」で知られる、赤穂浪士の仇討ち事件だ。  本懐を遂げた浪士たちは、翌年2月4日に切腹。このとき、46人の浪士が切腹した。  残る1人、寺坂吉右衛門は、浪士たちが吉良の首を泉岳寺に供えるときにはすでに隊... 続きを読む

  • 2014年11月3日

    よそのおうちの収納 お店
    バスケットおおた

     使っているときよりも、仕舞われている時間の方が長いものは多い。ものを大切にするということは、「いかに使うか」と同じくらい、「いかに納めておくか」を考えることなのだろうと思う。しかし使うこと以上にうまくいかないのが収納…そう感じるのは私だけではないと思うのだが、どうだろう。よその家のことはなかなかわからない…  ... 続きを読む

  • 2014年6月13日

    政所 茶の味 ひと
    山形 蓮さん

    山形 蓮さん  5月半ば。以前DADAでも記事を書いていた山形蓮さんに会いに、鈴鹿山脈の山間にある政所をはじめて訪れた。政所がこんなにきれいなところだとは知らなかった。見渡す限り緑の山、澄んだ水が岩壁を濡らす谷、茅葺き屋根の集落、斜面をもこもこと覆う茶畑、川の音が聞こえるばかりの静けさ。絵に描いたような田舎の... 続きを読む

  • 2014年6月2日

    政所の波兎(竹生島紋様) まち・文化

     波間を跳ぶうさぎの文様の名は「竹生島文様」という。「波うさぎ」「波にうさぎ」「波のりうさぎ」などと呼ばれることもある。  謡曲『竹生島』に「緑樹影沈んで魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは兎も波を奔(はし)るか 面白の島の景色や」と謡われ、神秘的で美しい情景が浮かんでくる。謡曲『竹生島』の竹生島は琵琶湖のそれ... 続きを読む

  • 2014年4月10日

    手間ひまかけた濃厚スープ お店
    元祖トリトン 麺次郎

     僕が知らないだけかもしれないけれど、八日市には個人のラーメン店が少ないように思う。そんな八日市に突如オープンしたのが「元祖トリトン 麺次郎」だ。「トリトン」というのは「鶏」と「豚」、つまり鶏白湯と濃厚豚骨のWスープが売りのラーメンということらしい。  店内はカウンター席が7席のこぢんまりとした空間で、店主の鯰江... 続きを読む

  • 2014年3月11日

    3.11 まち・文化

    彦根市下西川町  東日本大震災により被災された方々に改めて心からお見舞い申し上げます。  東北地方を中心として、日本列島に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、3年。震災関連のニュースも以前ほどには報じられなくなり、多くの被災地では今も復旧・復興のための努力が続けられている。  3月15日土曜日、彦根の清凉... 続きを読む

  • 2014年1月24日

    湖東・湖北の「馬」 特集

    2014年は午年。湖東・湖北の「馬」にちなんだ史跡・名勝を紹介したい。 司馬光 瓶割りの図  屋根瓦の図像は様々で、龍だったり、恵比寿、大黒、或いは波に家紋をあしらったものや宝珠など、その家で暮らす人々の願いが屋根には載っている。 彦根の松原で、今まで見たことのない屋根瓦を見つけた。正面から写真を撮ることができ... 続きを読む

  • 2013年12月12日

    天狗残滓 最終回 まち・文化

     かつて、鬼と河童と共に日本三大妖怪と讃えられ、一世を風靡した天狗は、今、何処にいるのか。12月14日・15日に行われる彦根ゴーストツアーが契機となり、その残滓を探す「天狗残滓」の4回目はとりあえず最終回。今回は伝説や昔話に天狗の痕跡を探してみることにした。  長浜市木之本町田部の観音堂に「天狗杉」と呼ばれる木が... 続きを読む

  • 2013年11月29日

    波うさぎを求めて——石馬寺 まち・文化

     僕は、波間を跳ぶうさぎのキュートな文様に魅せられコレクションしている。この文様の別名は「竹生島文様」という。「波うさぎ」「波にうさぎ」「波のりうさぎ」などの呼び方もある。  謡曲『竹生島』に次のような一節がある。「緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 兎も波を奔(はし)るか 面白の島... 続きを読む

  • 2013年11月20日

    天狗残滓 2 まち・文化

     12月14日・15日と一泊二日で、「天狗現る!」というツアーが予定されている。淡海妖怪学波としては、今も少なからず残る湖東・湖北の天狗がいた痕跡を探してみたいと思い立った。  2005年、編集部に妖怪の話が伝わっていると、長浜市にお住まいのT・Hさんから連絡があった。旧びわ町大浜の日吉神社正面に古い杉の大木があ... 続きを読む

  • 2013年11月14日

    博物館でアートを! まち・文化
    探検の殿堂の新しい試み

     東近江市にある「西堀榮三郎記念 探検の殿堂」で美術展が開催されていると聞いて行ってきた。探検の殿堂は、マイナス25度の南極体験ゾーンでご存知の方も多いと思う。南極体験ゾーンは3年前に終了したけれど、最近では、自律型のロボット教室や理科実験・工作・自然観察といった西堀榮三郎氏の探求する精神「探求心・チ... 続きを読む

  • 2013年10月23日

    「マイミータン」な暮らしかた お店
    cafe&めし&酒場 マイミータン

    石橋信之さんと貴恵さん夫妻  「マイミータン」とはタイ語で「お金がない」という意味だそうだ。東近江市政所町に今年春に誕生したcafe&めし&酒場「マイミータン」のチラシには「自然あります。囲炉裏あります。地酒あります。音あります。天然酵母パンあります。ランチあります。天然いわなあります。こんにゃくあります。お... 続きを読む