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東近江市の記事一覧

  • 2021年6月2日

    地元の山の“山Tシャツ”を作ってみた ひと
    ワイルド池本さん

     東近江市在住の池本義雄さん(64)から「伊吹山と鈴鹿の三山の山T(シャツ)を作った」と連絡をいただいた。そもそもTシャツに“山Tシャツ”というジャンルがあることも知らなかったのだが、お話を聞いてみると面白くて楽しいTシャツである。  池本さんは“ワイルド池本”と称して東近江市の能登川博物館で2016年に県内の... 続きを読む

  • 2021年4月29日

    いろんなことを教わった お店
    ミモザ キッチン

     「ミモザ キッチン」は、昨年11月、東近江市小池町にオープン。自然栽培で野菜を育てたいオーナーの丹羽昭夫さんと、お店をやりたかった奥様恩(めぐみ)さんの思いが叶って出来上がった。恩さんは辻学園調理技術専門学校を卒業後、サービスの楽しさに魅了され東京フレンチレストラン『ラ・ロシェル』にて最高のサービスを経験し、... 続きを読む

  • 2019年2月28日
    No Image

    近江の民謡1
    鈴鹿馬子唄 まち・文化

    〜坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 アリャ 雨が降る〜  滋賀県は古くから交通の要衝だった。南北を結ぶ道、東西に伸びる道。琵琶湖を囲むように発達した道は、北国街道や中山道、東海道として整えられ、今もその名残を見ることができる。 〝馬子〟とは、人や荷物を馬の背に乗せて運ぶ人の事である。  鈴鹿山脈の南端で滋賀県と三... 続きを読む

  • 2018年6月8日

    野菜のまちのレストラン お店
    MARGUERITE TERRACE

     国道307号線沿いにある、あいとうマーガレットステーション。いつもたくさんのひとでにぎわうこの道の駅は、今年で開館23年という。その一角で開館時から営業してきたレストランが、今年3月、ビュッフェレストランとしてリニューアルオープンした。  店を訪ねると、全部で70席あるという広々した客席の向こうに、のどかな緑の... 続きを読む

  • 2018年4月25日

    魚のゆりかご水田 オーナー募集 まち・文化

     琵琶湖岸の水田に「魚のゆりかご水田」と書かれた立札を見ることがある。  「魚のゆりかご水田」は、圃場整備により魚が遡上できなくなった水田の農水路に魚道を設け、昔のように魚が産卵できる環境を取り戻そうというプロジェクトで、2006年から県などにより始まった。  東近江市栗見出在家町の「栗見出在家町魚のゆりかご水... 続きを読む

  • 2017年12月30日

    藁細工で伝えるもの ひと
    野村源四郎さん

     「稲は一つも無駄がないのや、実は食べる米、藁は縄やら俵、草鞋になり、田んぼを耕す牛の餌にもなって、田にすきこんだら肥料になるしなぁ。ほして、米は連作できるのもほかの作物と違うすごい作物なんやで」と教えてくれたのは東近江市大沢町に住む野村源四郎さん(90)だ。  野村さんは農政事務所の前身にあたる食糧事務所に長... 続きを読む

  • 2017年12月7日

    自動運転バス政所を走る! まち・文化

     「今日はあの細い道に入ろうとしてたわー」「昨日はここで立ち止まってたでー」と地域の皆に見守られながら、奥永源寺の集落内を自動運転バスがゆっくりゆっくり走りぬけた。  これは国土交通省が、中山間地域で人や物の流れを確保することを目的とした自動運転の実証実験を行う全国13箇所の中に、道の駅 奥永源寺渓流の里周... 続きを読む

  • 2017年6月6日

    鏡文字の謎!? まち・文化
    東近江市杠葉尾町 春日神社

     「杠葉尾」と書いて「ゆずりお」と読む。「杠」の読みはなかなか難しい。  早朝、杠葉尾町に僕は玉露の茶摘みの見学に訪れた。山々が美しく、車を捨ててふらりふらりと旧街道を歩いた。青い五月の空に春日神社の神木だろう大樹の緑が映えていた。  参道の石畳を歩いていくと灯籠が左右に一基ずつ、右側のそれに違和感があった……。... 続きを読む

  • 2017年6月2日

    昔、詩を遠ざけた詩人から届いた  詩集『月を抱く』 まち・文化

    詩集『月を抱く』  「昔、いちど詩は捨てたんです。顔見知りの一部の詩人たちの詩集を除いて、全部焼きました。揺るぎなく家族を養うために仕事への傾斜を強めていったというと、カッコイイでしょうけど……」  澤田さんは今年71歳だと思う。5月、5年振りに電話があった。詩集を贈ってくれるという……。  澤田弘行さんに初... 続きを読む

  • 2017年5月29日

    政所 まち・文化

     政所の茶摘みは独特だった。手摘みのお茶は大抵「一芯二葉」、芯とその下の2枚の葉を摘む。政所の茶摘みは「しごき摘み」という。この春に伸びた新芽をすべてしごいて摘んでいく。谷に散在する小さな茶畑で収穫される茶が政所茶である。考えれば当然なのだが、茶畑ごとで風味も味わいも違うそうだ。ヨーロッパの「ワイナリーのようだ... 続きを読む

  • 2016年10月13日

    いにしえの能衣装を現代へ まち・文化
    政所八幡神社 能衣装・能面公開

     愛知川の源流域である東近江市奥永源寺地域は、轆轤を引いて木の椀や盆などを作る職能集団「木地師」発祥の地と言われている。この秋、鈴鹿の山あいにひっそりと佇むこの地で、国の重要文化財である能装束と三十面の能面の公開イベントが初めて行われた。  ひとつの集落にこれだけの文化財が保管されていることが何とも驚きなのだが、... 続きを読む

  • 2016年10月10日

    ワイルドキッチン石窯パン工房 お店

     マルシェなどのイベントで見かけるワイルドキッチン石窯パン工房の店頭には、いつも列ができている。ワイルドキッチンの堀内悟さんとツジタカコさんは2人で休まず立ち働くが、なかなか列は途切れない。ようやく列が切れたと見計らって行くと、パンが売り切れていた…そんな経験もあって、行列が苦手なわたしも、ワイルドキッチンの列に... 続きを読む

  • 2016年1月4日

    こんにゃく復活 まち・文化
    奥永源寺・蓼畑

     昔ながらのこんにゃくづくりの方法を、地元のひとが高校生に教えるイベントがあると聞き、車で奥永源寺の蓼畑へ駆けつけた。永源寺と聞いた時から、私の頭にはあるひとの顔が思い浮かんでいた。奥永源寺の地域おこし協力隊として政所に住んでいる、山形蓮さんだ。友人である。帰りに訪ねてみようか、と考えながら「蓼畑こんにゃく道場」... 続きを読む

  • 2015年11月13日

    鈴鹿の奥座敷「イブネ」へ まち・文化

     先日、東近江市が「鈴鹿10座」を選定したそうだ。同市から登れる特徴のある鈴鹿の山として御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、イブネ、銚子ヶ口、日本コバ、天狗堂の10座が選ばれた。その中に、気になる名前の山があった。「イブネ」だ。  イブネは、「鈴鹿の奥座敷」とか「鈴鹿最後の秘境」などと呼ばれ近年人... 続きを読む

  • 2015年11月2日
    No Image

    玉緒神社灯籠とタイム・マネージメント まち・文化

    近頃、タイム・マネージメントができていないらしい。予定が重なる、納期が遅れる、隣人に迷惑をかける、凹む、どんどん駄目になる、全てが中途半端なまま、このスパイラルから脱するために足掻くと更に、悪化する。デスク周りに書類が積み重なっていく。インデックスを付けて整理したいと思うが、この状態ではやる気がなくなって、要らぬと思っ... 続きを読む

  • 2015年10月28日

    紅葉橋を渡って「奥永源寺 渓流の里」へ行こう! まち・文化

     国道421号線。古く八風街道といった。滋賀と三重の間にある「八風峠」を越えることからこの名があると聞いたが「八風」の由来が判らない。「八」は「多くの」というニュアンスを持つ言葉だから、様々な風が吹く峠だったのだろう。  名神八日市インターから永源寺に向かうと、愛知川を渡る橋の名が紅葉橋。多分「こうようばし」では... 続きを読む

  • 2015年10月5日

    竹生島紋様 まち・文化

     東近江市平林町にある「和田神社」を訪れた。石塔寺へ行くはずだったがちょっとした道草である。僕には、カーナビで目的地を設定しても役に立たない。実に魅力的な神社で、結局、石塔寺はまた次の機会となった。  まず、鳥居から本殿に続く石の階段がいい。途中に勧請縄が吊られ、振り返ると溜池の遙か向こう側に秋の夕日が空を染めよ... 続きを読む